これまでに、更年期障害を予防する方法として、
以下の7つを紹介しました。

更年期障害を予防する7つの項目
1.サポニン
2.イソブラボン
3.豆腐
4.半身浴
5.生活習慣の改善
6.サプリメント
7.心のケア

今回は、東洋医学における更年期障害の予防法について2回に分けて
解説していきます。

東洋医学では、女性は7の倍数、男性は8の倍数で年を取る
言われています。

つまり、女性は7の倍数の年齢で、節目を迎えることになります。

7の倍数の節目とは「身体機能が大きく変化する時期であり、
それに伴い、様々な身体の不調を生じやすくなる」と言われています。

そのため、この節目に当たる年においては、「身体
のケアを行い、病気を事前に防ぐ」という考えが
伝えられているのです。

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この7の倍数の節目をもう少しわかりやすく解説すると

7才で腎気が宿り始め、
14才で初潮を迎えるようになります。

21才で身長の伸びが止まり、
28才で身体機能がピークを迎えます。

35才で赤ちゃんを宿す力が衰え、42才で性欲が急速に
衰え、49才で閉経を迎えるということになります。

そして、これらの節目は身体機能が大きく変革するときであるため、
身体の不調が生じやすくなるのです。

このような背景から、7の倍数の変化期においては、
身体の不調を予防するために、様々な治療法が
長い歴史に渡って、研究されて続けてきたのです。

ところで、西洋医学と東洋医学には、根本的な考え方の
違いがあることをご存じですか?

西洋医学においては、「身体の異常が現れてから
治療を行う
」という対処療法が中心概念です。

これに対し、東洋医学は、「身体に異常が生じる前、
つまり病気になる前から身体をケアし、病気の原因そのものを
防ぐ
」という考えが前提にあるのです。

次号では、東洋医学における具体的な更年期障害の
予防法について解説致します。


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