こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。
本日は、冷え性の原因について説明します。
冷え性のメカニズムをわかりやすく説明すると、
手足の指先などの身体の末端部に十分な血液が
流れず、血行不良を起こす症状を言います。
東洋医学の世界では、冷えは「寒邪」と呼ばれ、
身体のバランスが崩れることで生じる病とされて
います。
ところで、なぜ冷え性を患うと、血行不良を起こしたり、
身体のバランスが崩れるのでしょうか。
血行不良の代表的な原因の一つに、自律神経の乱れがあります。
「自律神経の乱れは、冷えのサイン」と言われているとおり、
自律神経と冷えには密接な関係があります。
自律神経が乱れると、まず血行が悪くなります。
血行が悪くなると、血液と血液が交差する点(経穴)で、
血液が溜まりやすくなります。
体の中を流れる血液は、新鮮な酸素や栄養素を
全身に運ぶ大切な役割を果たしています。
もし、血液が鬱血するようになると、指先などの
毛細血管には血液が届きにくくなります。
つまり、末梢血管に血液が届かなくなり、身体の特定部が冷える
現象が生じるようになるのです。
また自律神経は、体温を調整する機能を果たしています。
自律神経が乱れると、体温の調整機能にも問題が生じる
ようになり、その結果冷えを生じるようになるのです。
女性は、出産や生理などがあり、男性と比べて血液を
失いやすい体質にあり、ホルモンバランスも男性よりも
不安定な体質です。
女性は男性よりも冷え性を患いやすいのは,
こういった女性特有の体質にあるのです。
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