こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

前回では、冷え性の原因は、自律神経の乱れからくる
血行不良と深い関係があることを説明しました。

今回は、血行不良の原因について、さらに詳しく説明していこうと思います。

血行不良を起こす原因は、「自律神経の乱れ」以外に
いくつか存在します。

「自律神経の乱れ」以外の血行不良の原因をあげると
次のものがあります。

【低血圧】
心臓から血液を送り出す力が弱くなり、
末梢の血管まで血液が流れにくくなります。

【栄養不足】
血液中の栄養が不足する症状を言います。

【貧血】
赤血球の数が少ないため、酸素や栄養素を運ぶ
力が弱まり、末梢血管まで十分なエネルギー
が届きにくくなります。

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このように冷えを起こす主な要因には、「自律神経の乱れ」
「低血圧」「血液中の栄養不足」「貧血」
があります。

これらの4つの要因を注視すると、いずれも
血液循環と深い繋がりがあることがわかります。

ここで、冷えの原因を、東洋医学的な見地から説明してみます。

西洋医学では、冷え性を病気として扱っていません。
これに対し、東洋医学では、冷え性は身体の異常
として明らかに分類しています。

前回でも説明したように、冷え性は、身体全体のバランスが
乱れることで生じた体の異常を言います。

東洋医学では、身体の健康を維持する3つの要素として、
「気」「血」「水」を紹介
しています。

「気」とは、「元気」「陽気」の言葉で表現されるように、
人間の思いのエネルギーを示します。

「血」とは血液と血液内に含まれる栄養や酸素を示します。

「水」とは、体内の血液以外の水分を示します。

これらの3つの要素が正常に働くことにより、
身体の健康を維持することができる
と考えています。

つまり、東洋医学においては、冷えの原因は、これらの3要素
「気」「血」「水」のバランスが崩れたことで生じる病と
考えられているのです。


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