こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

神経には「体性神経」と「自律神経」の2つが存在することを
前回、解説しました。

自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」が存在します。

この二つの自律神経の働きは、「正と反」、又は「陰と陽」
の関係、正反対の働きを担っています。

二つの神経は、シーソーのような関係にあり、片方が働いているときは、
もう片方が休んでいる状態にあります。

「交感神経」と「副交感神経」の働きを簡単に説明すると、
次のようになります。

■交感神経(活動神経)
起きている時、活発に活動している時に働く神経

■副交感神経(安息神経)
睡眠やリラックスしている時に働く神経

交感神経が活発に働く時間帯は、主に目覚めている時です。

これに対し、副交感神経が活発に働くのは眠っている時です。

つまり、交感神経が働いている時は、副交感神経は
休んでいる状態にあり、副交感神経が働いている時は、
交感神経が休んでいる状態にあります。

人が日常生活に支障なく活動するためには、交感神経の
働きは必須ですが、昼間、活発に活動するほど、身体や
神経に疲労が蓄積します。

そこで、疲れやダメージを修復させるために、
副交感神経が働くことになります。

つまり、交感神経が働かなければ、活発な日常生活が
できなくなり、副交感神経が働かなければ、ダメージや
疲労が溜まって身体を壊してしまうことになります。

このように、交感神経と副交感神経が
バランスよく働くことが大切
になります。

二つの神経は、まったく正反対の働きを担っていますが、
どちらの神経も欠かすことのできない機能であると
言えるのです。


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