人の体内に存在する神経は大きく分けて、
次の二つがあります。

■体性神経
自分の意思でコントロール可能な神経

■自律神経
自分の意思とは関係なく働く神経

テレビをつけたいと思ったとき、右手でリモコンを捜査しようとします。

これは、脳から「リモコンをとる」という信号が神経を
通して伝達され、その動作を行うことになります。

車で走行中に、赤信号を見たら止まろうとします。

目から入った情報が脳から足を通して、ブレーキを踏むと
いう動作を行うようになります。

このように、自らの思いや意思で体をコントロール
できる神経を『体性神経』と言います。

これに対し、自分の意思とは関係なく、睡眠中でも呼吸をしたり、
心臓が動いたりします。

食べたものは自分で意識せずとも、胃袋で消化し、
血液も昼夜を問わず、体中を巡回しています。

これらの体内活動は、自らの意思に関係なく、日々
働きかけております。

このように、意思とは関係なく働く神経、あるいは、
自分自身の意思でコントロールすることのできない神経を
『自律神経』と言います。

自律神経はとても重要です。

自律神経は、人が生命活動をする上で、大切な役割を担っています。

もし、自律神経にトラブルが生じると、呼吸も
消化も十分に機能しなくなることさえあります。

そして、血液を循環し、内臓諸器官の安定化、細菌やウイルス
を除去する働きも全て自律神経が関わっています。

自律神経は、生命活動を行っていく上においても、健康で
幸福な生活を維持していく上でも、とても大切な働きを
担っているのです。


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