こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。
更年期の期間を正確に言える人は少ないのでは
ないかと思います。
更年期とは、閉経の前後５年の１０年間を示して
います。
もちろん更年期は、閉経の時期に個人差があるため、
人によって様々ですが、平均的な閉経の年齢は４５才なので、
更年期は４５～５５才の１０年間を指し示すことが一般的です。
女性の身体は、ホルモンバランスの影響をとても
受けやすい体質です。
女性ホルモンと身体の関係は、「思春期」「性成熟期」
「更年期」の３つに分けられます。
思春期とは、女の子から女性への移行期を言い、
およそ８，９才から１０代後半の時期を示します。
思春期になると、月経が始まり、異性への関心を持つ
ようになります。
「性成熟期」とは、一生で妊娠に適した時期の
ことを言います。一般的には２０～４５才までを指します。
そして、４５才を超えると「更年期」を迎えるようになります。
女性は、３０才をピークに卵巣機能が次第に低下して
いきます。卵巣機能が衰えると生理周期が乱れやすくなり、
それに伴って身体の様々な異常が起きやすくなります。
そして閉経を迎えると、卵巣機能は完全に失われるように
なります。
この閉経の前後１０年間には、ホルモンバランスが特に乱れやすく、
身体に異常を起こしやすくなります。
この１０年間に現れる身体の異常を「更年期症状」あるいは
「更年期障害」と呼んでいます。
次回は、「更年期症状」と「更年期障害」の違いについて、
詳しく解説します。
すずらん鍼灸院
院長 大島宏明
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