前回、偏頭痛を予防する8つの方法について
お話ししました。

偏頭痛を予防する8つの方法
1.寝過ぎ・寝不足を避ける
2.偏頭痛に効果のある栄養素を多く摂取

3.過度なダイエットを避ける
4.有酸素運動を中心にした運動

5.過剰なアルコールを避ける
6.ストレスに負けない身体つくり

7.ツボ刺激・鍼灸治療での体質改善
8.偏頭痛が発病するときの自分のパターンを知る

今回は、「寝過ぎ・寝不足を避ける」と、「偏頭痛に効果
のある栄養素を摂取する」について説明致します。

寝過ぎ・寝不足を避ける
睡眠不足・寝過ぎのどちらも、偏頭痛の原因となります。

睡眠不足だけでなく、睡眠時間が極端に不規則な場合にも、
偏頭痛を起こしやすくなります。

寝る時間と起きる時間はなるべく一定にし、早寝・早起きを
実践することにより、偏頭痛を予防することができます。

特に早朝の太陽の光は、自律神経の働きを元気にする
作用があることが解明されています。

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もちろん現代社会は、大変忙しい社会なので、仕事の関係上、
夜眠るのが遅くなる人もいます。

ただ私としては、そういった方々にも、早起きの
習慣をお勧めしています。

大切なのは、「睡眠時間」でなく「睡眠の質」です。

たくさん眠っても、疲れがとれない人も多いでしょうが、
その理由に、睡眠の質が悪いことがあげられます。

睡眠時間が短くても、睡眠の質がよければ
次の日の朝、気持ちよく目覚めることができるのです

遅寝・遅起きを毎日続けている人は、睡眠の質が
悪い傾向にあります。

睡眠の質が悪いと日々ストレスが蓄積され、いくら眠っても
疲れがとれない体質になっていきます。

遅寝・早起きでも、昼の休憩時間に仮眠することで
睡眠の質を補えば、身体の疲労度もずいぶん違ってきます。

早朝の太陽を浴びて、自律神経を元気にし、健康な身体を
つくることが、偏頭痛の予防になるのです。
偏頭痛に効果のある栄養素を摂取する
偏った食生活に問題がある可能性もあります。

その場合、専門医による治療も確かに大切ですが、その前に
生活習慣を見直す必要があります。

偏頭痛を予防する栄養素としてよく知られているものに、
「マグネシウム」があります。

体内に流れる血液には、マグネシウムが含まれています。

マグネシウムは精神安定作用があることで知られていますが、
このマグネシウムが少なくなると、偏頭痛を起こしやすくなるのです。

特に女性は、生理や妊娠で、血液中のマグネシウムを
失いやすいため、男性よりも偏頭痛になりやすい傾向が
あります。

偏頭痛で長年悩んでいた女性が、マグネシウムを補っただけで
症状が著しく改善されたという報告も数多くあります。

マグネシウムは、海草類に豊富に含まれています。
積極的にマグネシウムを摂取するように心掛けましょう。

(続く)

すずらん鍼灸院
院長 大島宏明


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