こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

前回、生理不順の代表的な症状として、次の4つを
説明しました。

生理不順の主な症状
開始時期の異常
生理期間の異常
出血量の異常
生理周期の異常

今回は、これらの4つの症状について、
具体的に解説していきます。

①【開始時期の異常
生理不順の開始時期の異常は、
次の症状があります。

■早期月経
■遅発月経
■原発性無月経

身体が健康状態であれば、最初の生理(初潮)は
11~14才に起こりますが、この時期から外れて
初潮が起こることがあります。

生理(初潮)が10才未満で生じる症状を「早期月経」といい、
15才以上で初潮が来る症状を「遅発月経」と呼んでいます。

又、18歳を過ぎても初潮が起こらない状態を
「原発性無月経」と呼んでいます。

tn_utu03

②【生理期間の異常

生理期間の異常としては、以下のものがあります。

■過短月経
■過長月経

生理期間は、通常、3~7日です。

「過短月経」は、生理期間が1日か2日で終わって
しまう症状をいいます。これに対し、過長月経は、
8日以上生理が続くことを言います。

③【出血量の異常
出血量の異常は、以下のものが挙げられます。

■過少月経
■過多月経

出血量が極端に少ない状態は「過少月経」と呼ばれ、
出血量が多いケースを「過多月経」と呼んでいます。

④【生理周期の異常
生理周期のトラブルとして、主な症状に
次の3つがあります。

■頻発月経
■希発月経
■続発性無月経

正常な生理周期の日数は、26~35日です。

「頻発月経」は生理周期が極端に短く、月に複数回、生理が
起こる状態をいいます。これに対し、「希発月経」は、
生理周期が長く、年に数回しか生理がない状態を示します。

なお、「続発性無月経」は、生理が3ヶ月以上、停止している
状態を言います。

⑤【その他の異常
最後に、生理上のトラブルとして知られている
次の症例を紹介します。

■月経困難症
■生理前症候群(PMS)

「月経困難症」とは、生理痛が悪化して、日常生活が
できなくなる状態をいいます。

「生理前症候群(PMS)」は、生理でないにも関わらず、
生理痛によく似た症状を引き起こすことをいいます。

・・・

このように、生理不順には、様々な症状があります。

生理不順を克服するためには、ご自分の
生理不順がどのタイプに当てはまるかを、
特定する必要があるのです。

(続く)


公式サイト
レディース鍼灸・すずらん鍼灸院

女性のための健康応援サイト
自律神経失調症ガイド